「日本航空発始之地」(1910〜)泉二勝麿

2022.12 撮影
タイトル日本航空発始之地
作者今井兼二(設計)、泉二勝麿(彫刻)
設置場所東京都渋谷区 代々木公園
製作年1974
発祥年1910〜

1910年12月19日に、ここ陸軍代々木練兵場で、日本初の飛行機の飛行が成功した。ライト兄弟が世界初飛行に成功したのが1903年なので、わずか7年後の快挙だった。飛んだのは陸軍士官の徳川好敏と日野熊蔵。日野は、12月14日に試験飛行に成功しているが、公式には、記録会と設定された12月19日となっている。徳川好敏は清水徳川家の末裔。

日野は、発明家の側面も持ち、自らも飛行機の開発に取り組む。また、1910年には陸軍臨時軍用軽気球研究会からの派遣で、徳川好敏とともにフランスのアンリ・ファルマン飛行機学校エスタブ校で操縦技術を学ぶ。この代々木で初飛行を果たしたのは、フランスから輸入した、アンリ・ファルマンⅢの機体である。アンリ・ファルマンⅢも前年の1909年に開発された複葉機で、世界で初めて2名を搭乗させての飛行に成功した機種。

泉二勝麿(もとじかつま)は、1905年、東京生まれの彫刻家。東京美術学校卒。1936年多摩帝国美術学校教授。1944年、40歳で死去。

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