「LIGHT TRIANGLE」鈴木明

2022.12 撮影
タイトルLIGHT TRIANGLE
作者鈴木明
設置場所東京都港区 高輪地区総合支所
製作年1995

鏡の反射を利用した光学的な作品。3つの塔が相互に関係し視覚を刺激する。

鈴木明について、ネット上では詳しいプロフィールは見つからないが、下記のサイトが確認できた。

HPから引用する。「鈴木共子のプロフィール 神奈川県生まれ、造形作家。「生命(いのち)のメッセージ展」代表。環境彫刻作家のご主人鈴木明氏は49歳の若さで癌に倒れる。その5年後に、ひとり息子の零さんをも悪質な交通事故で奪われてしまう」

[いのちのミュージアム] - CANPAN団体情報
生命のメッセージ展の開催と運営を主たる活動とし、社会教育の推進、地域安全活動、子供の健全育成等の活動に貢献しております。 また、日野市立旧百草台小学校の3階フロアを活用した常設展示施設「いのちのミュージアム」の開館により、一般社会人や生徒・...

鈴木共子さんは、2000年に早稲田大学に通っていた息子の零さんを、飲酒運転、無免許、無保険、無車検という極めて悪質な加害者による交通事故により亡くす。鈴木さんは、交通事故被害者の無念を訴える「いのちのミュージアム」を開設し、啓発活動を続けた。

鈴木共子さんにはお会いしたことはないが、その活動は以前から存じ上げていた。いま、鮮やかに輝くこの「LIGHT TRIANGLE」を改めて感じてみる。この作品が地上に存在する意味を噛みしめ、光る海に心を泳がせてみる。鈴木明が込めたものを想う。命を想う。

鈴木共子さんの活動は国を動かし、「危険運転致死傷罪」が成立する契機になった。

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