「夏の像」佐藤忠良

2022.12 撮影
タイトル夏の像
作者佐藤忠良
設置場所千葉県佐倉市 JR佐倉駅南口
製作年1988

佐藤忠良の裸婦像。女性の身体の美しさを極めるような造形。

佐藤忠良は1944年に招集され、満州で兵役に就く。終戦後はシベリア抑留を経験した。第二次大戦後、57万5千人の日本人がソビエトに強制的に連行され、劣悪な環境の下強制労働をしいられ、5万8千人が命を落とした。佐藤は、シベリア抑留から帰国した後、市井の素朴な日本人の頭部を彫刻として製作するようになる。また、佐藤は、シベリアで生き残ったのは「春画」のお陰だったと語っている。身が捩れるような飢えと寒さを凌ぐため、凍える手で描いた女性の美しさが、シベリアでも人の心を打ったということは感慨深い。

下記のページを参考にした。

佐藤忠良とシベリア抑留
NHKの日曜美術館で昨年98歳で亡くなった彫刻家・佐藤忠良をやっていた。忠良先生は隣の造形大の教授だったため、多摩美の彫刻科でも時々講義をされました。格式ばったものではなく、彫刻仲間に呼ばれてのことだったと思います。ざっくばらんなお話で、他
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