「不退法尊者」

2022.12 撮影
タイトル不退法尊者
作者不明 松雲元慶?
設置場所東京都目黒区 天恩山五百羅漢寺
製作年1691〜(オリジナル)、1983(現作品)

五百羅漢寺は1695年に松雲元慶によって開基された寺院。松雲は京都の出身で黄檗宗を学んだ。豊前の羅漢寺で五百羅漢像を見た松雲は自らもこれに取り組みたいと発願。1687年に40歳で江戸にやってきた松雲は、一人で536体もの羅漢像を彫り上げた。現在、羅漢像287体を含む305体の仏像が現存しており、東京都有形指定文化財に指定されている。

羅漢は、煩悩を断ち切って最高の悟りにたどり着いた者のこと。お寺の門前に座しているのは「不退法尊者」という羅漢。どんな苦難があっても決して退かず、立ち向かうという。なかなかできることではない。

このブロンズは、松雲元慶の作品から型をとったものか、新たに製作したものかは不明。

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