「ゲルニカ」パブロ・ルイス・ピカソ

2022.12 撮影
タイトルゲルニカ(Guernica)(複製陶板)
作者パブロ・ルイス・ピカソ(Pablo Ruiz Picasso)
🇪🇸スペイン、🇫🇷フランス
設置場所東京都千代田区 丸の内オアゾ
製作年1937(オリジナル)

「ゲルニカ」は世界的に有名なピカソ畢竟の傑作。ここ、丸の内オアゾにその複製陶板が設置されている。

「ゲルニカ」は1937年4月のドイツ軍によるスペイン・ゲルニカへの空爆をモチーフにしたもの。同年6月にピカソは「ゲルニカ」を完成させパリ万博に出品する。しかし、パリ万博ではほとんど注目されることはなかった。その後、第二次世界大戦を挟んでアメリカに保管され、展示を重ねるなかでアメリカの地で評価を高めた。戦後はヨーロッパ各地を巡回し、1981年にアメリカからスペインに返還された。なお、フランスに滞在していた岡本太郎は、1937年にパリ万博で「ゲルニカ」を見て衝撃を受けている。

「ゲルニカ」は、1981年にスペインのプラド美術館に収蔵されてからは、国の宝としてどんなオファーがあっても国外どころか館外にも貸し出されたことがない。もちろん日本にもやってきてはいない。つまりは、マドリッドに行かなければ決して見れないということ。この丸の内オアゾには、遺族との版権交渉をクリアした、ほぼ原寸大の陶板複製が設置してあり、かなり貴重なものといえる。

オアゾでピカソを見た後、東京駅から山手線で渋谷に向かって岡本太郎「明日の神話」を鑑賞するのも一興ではないかと思う。

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