「こども平和塔」

2022.12 撮影
タイトルこども平和塔
作者不明
設置場所東京都港区 都立芝公園
製作年1954

こども平和塔は、太平洋戦争で3人の子どもを亡くした内科医・田澤鐐二により1954年に建てられた。田澤は結核の研究者で、結核療養所初代所長や日本結核病学会会長などを務めた。田澤は、世界平和の理念を後世に伝えることを目的に、全国の小中学校の児童会・生徒会に呼びかけ寄付を募った。全国の1051校が賛同し、子どもたちが7年かけて寄付を重ねた。これに企業や財団、個人も協賛し、多くの時間と人々の想いに支えられてこの塔は完成した。3羽の鳩が造形されているが、本物の鳩もてっぺんに止まっている。子ども連れの家族が、この塔の下でくつろぐ平和な様子を目にした。かけがいのないものを守る誓いを、決して忘れてはいけない。

こども平和塔

戦争の痛手をきびしくうけたわたくしたち日本の少年少女は 人類永遠の平和をねがうやむにやまれぬ心のしるしとして ながいあいだかかってここにこの塔をたてました

昭和29年8月15日 
全国小・中学校児童生徒有志
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