「国東照太翁像」新田藤太郎

2022.11 撮影
タイトル国東照太翁像
作者新田藤太郎
設置場所香川県高松市 JR高松駅前

国東照太は高松市長を21年に渡って務めた政治家。1946年から官選1期、公選5期を重ね市長を続けた。高松市は1945年7月4日に大空襲をうけ、市街の8割が焼失するという壊滅的な被害を受ける。国東は戦後の混乱期の高松市の復興に力を尽くした。

国東は1887年香川郡中ノ村出身。商業高校2年の16歳の時父を亡くし、製紙会社の2代目社長になる。朝の5時に起きて6時に機械を起動し、深夜1時に寝床に入る暮らしだったという。まずは実業の世界で成功を収める。国東の言葉から。「食えんほどつらいことはないよ。どうしても成功してやろうと、ガムシャラに働いた」「政治はね、自分の家の生計の心配がなくなって、手をつけるもんだ。食うためや金もうけのためにやるもんじゃないよ」「金もうけのうまいものはゴマンといるが、使い方のうまいものはザラにはいない。ワシはみんなが喜ぶように使う」など。

新田藤太郎は1888年(明治2年)香川県出身の彫刻家。東京美術学校卒業。文展、帝展などで活躍する。「肉弾三銃士」などを製作した。下記のページを参考にした。

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