「菊池寛」新田藤太郎 - パブリックアート散歩

タイトル	菊池寛
作者	新田藤太郎
設置場所	香川県高松市立中央公園
製作年	1956

菊池寛は1888年高松生まれ。実家は藩の儒家だったが、維新もあり没落していた。菊池は成績優秀で、東京高等師範に入学するが教師になる気もないので退学し、明治大学、早稲田大学、第一高等学校(東京大学)と学校を移り、最終的には京都帝国大学を卒業した。卒業してまもなく「父帰る」を発表。その時点では特に反響はなかったが、文学を書き続け、「恩讐の彼方へ」「真珠夫人」が大ヒットして人気作家となった。実業家としては、文藝春秋社を創設した。

新田は、菊池の自信に溢れた姿を活写している。