タイトル | 壷中天 |
作者 | 三坂耿一郎 |
設置場所 | 東京都練馬区文化センター |
製作年 | 1978(製作)、1983(設置) |
備考 | 1978年 日本芸術院賞 |
三坂耿一郎は1908年、福島県生まれの彫刻家。戦後まもなくの1946年に日展で特選、その後も評価を高めていく。「壷中天」は第2回新日展に出品した作品で、1978年の第35回日本芸術院賞に輝いた。
壺中天とは、壺の中あると考えられている別世界のこと。中国の神仙思想による。ある男が壺の中に招待されると、そこは平和で美しいユートピア・桃源郷だったという。お酒もふるまわれ良い気持ちで現世に戻ったという。お酒に酔い痴れることも俗にこ壺中天という。
この作品は、まるで壺の中のユートピアにいるような女性の法悦の瞬間を描いたものだと思う。少しアルコールも入っているのか。生命のほとばしりを感じる。
※「壷」は「壺」の略字。
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