「しゃがむ女」柳原義達

2022.9 撮影
タイトルしゃがむ女
作者柳原義達
設置場所東京都世田谷区 世田谷美術館
製作年1958頃

柳原義達は戦後日本を代表する彫刻家のひとり。東京藝術大学では朝倉文夫に師事する。1939年に、新制作協会彫刻部の創立に参加した7人のなかの1人。

戦後まもなく、柳原義達の戦前の作品はアトリエの火災によりそのほとんどが失われてしまう。柳原は、心機一転を期して1953年に渡仏し、フランスの近現代の彫刻を研究し新たな作家性を獲得した。この作品は、1957年に帰国してほどない頃の女性像。戦前は師・朝倉文夫を彷彿とさせる端正な作品を製作していた。フランスから戻った柳原は、人がある姿勢をとった時に生じる身体バランスを表現しようとした。

この「しゃがむ女」は、ただならぬ存在感で人物のあり様が迫ってくる。

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