「夢石の門」リチャード・ロング

2022.9 撮影
タイトル夢石の門(Circle of Dram Stones)
作者リチャード・ロング(Richard Long)
🇬🇧イギリス
設置場所東京都世田谷区 世田谷美術館
製作年1996

リチャード・ロングは1945年、イギリス・ブリストル生まれの彫刻家。ランド・アート作家として知られる。ランド・アートは、自然に存在する素材をそのまま活かし、配列し、構成することで作品を完成させる手法。イサム・ノグチが先駆的な作家で、1960年代以降の一つの大きな彫刻の潮流となった。それまでの彫刻の概念を覆す画期的な表現手法だった。

リチャード・ロングは山野を自由に巡り歩き、道の途中で心の赴くままに石を並べたり、木片を積んだり、泥を塗ったり、轍を作ったりしてアート作品にして、それを写真に撮って発表した。

この「夢石の門」は、素朴な石の表現が安らぎと懐かしさを湧かせる。置いてあるだけで石が語る雄弁な作品だ。

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