「そりのある形」澄川喜一

2022.9 撮影
タイトルそりのある形
作者澄川喜一
設置場所東京都世田谷区 世田谷美術館
製作年1983
備考第1回東京野外現代彫刻展大賞

澄川喜一は1931年、島根県六日市町生まれ。岩国工業高校に入学すると、岩国の錦帯橋のアーチの構造の美しさに感動し彫刻家を目指したという。東京藝術大学に進学し、平櫛田中、菊池一雄に師事する。

木の持つ反りの美しさに注目し、1979年ごろから反りを極める作品を発表し始める。木を、刻み削る素材としてだけでなく木の本来持っている形を発見して仕上げていく。「そりのあるかたち-1」(1979年)は平櫛田中賞を受賞する。爾来、40年以上にわたり、反りのある形を追い求めた。

この、世田谷の「そりのあるかたち」は第1回東京野外現代彫刻展で大賞を受賞した作品。金属で反りの究極の美の形を追求した。澄田は、日本刀や古い日本建築の持つ反りとむくりの美しさを研究し、東京スカイツリーの造形にもつながっていく。2023年没。

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