「WOMAN」朝倉響子

2022.9 撮影
タイトルWOMAN
作者朝倉響子
設置場所神戸市中央区 花と彫刻の道(フラワーロード東側・八幡通4丁目)
製作年1978(製作)、1981(設置)

朝倉響子の作品のなかでも、特異なものといえる。氏の作品は本当に多くの場所に設置されているが、その多くは写実性が高くリアリティがあり、人物の微妙な感情の揺れがビビッドに伝わる像形である。また、着衣の外国人女性をモデルにし、その名前をタイトルに冠することも多い。それに比べ、この「WOMAN」はタイトルも造型もシンボリックで、芸術表現に寄った作品になっていると感じる。

「WOMAN」は1978年の作品。このサイトで朝倉響子作品を紹介するのは23作目になるが、ごく初期を除き、1980年から2010年ごろまでに集中している。朝倉響子の全てを知っている訳ではないが、私が見てきた限りでは、「WOMAN」は朝倉が作風を模索している途上の貴重な作品なのではないかと思う。もちろん、これはこれで、流れるような引力が感じられて素晴らしい。

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