「名馬 三日月」

2022.9 撮影
タイトル名馬 三日月
作者不明
設置場所東京都中央区 初音森神社
製作年2003

初音森神社は1332年に藤原大納言師賢により創建された。主祭神は宇迦之御魂。日本神話に登場する稲や穀物に宿る女神だ。相殿神は崇徳上皇と金山彦之命の2柱。1471年には太田道灌の寄進により社殿が建立された。1551年には社殿に馬場が作られ、初午の馬追いなども行われた。1600年の関ヶ原の合戦では、家康が配下の木村常陸之介を代表として初音森神社で必勝祈願を行った。その時に人も馬も喉を潤おした井戸は、三日月の井戸と呼ばれ名泉となった。明暦の大火のあと、この地は幕府御用地になったため、1659年に墨田区に遷宮した。1950年に、300年ぶりに旧跡のここ東日本橋に本宮から分かれ遷座した。

像の下には「名馬 三日月 祝 敬宮愛子内親王殿下誕生 平成15年10月吉日」と記されている。

名馬三日月といえば、一般的には畠山重忠が源平合戦の鵯越の際に、馬を痛めないよう自分が背負って崖を降りた馬だが、愛子さま、初音森神社との関係は不明。三日月の井戸との関連だろうか。

像としては、スマートで上品な作品だ。紫のスカーフも似合っている。

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