「花乃精」小畠廣志

2022.8 撮影
タイトル花乃精
作者小畠廣志
設置場所東京都武蔵野市 JR吉祥寺駅北口
製作年1974

小畠廣志は1935年、武蔵野市生まれの彫刻家。最初は白セメントや鉄などを使った抽象彫刻、のちに木彫から、ブロンズの具象作品を製作するようになる。イタリア蝋型美術鋳造の技法も取り入れるようになる。蝋型鋳造は原型を蝋でつくり、鋳型ができた後に蝋を蒸発させる方法で、細密なディテールと滑らかな地肌が実現できる。

小畠が蝋型鋳造によるブロンズ製作を始めたのが1972年ごろなので、この「花乃精」も蝋型鋳造と思われる。まさに蝋そのものを思わせるテクスチャーと伸びやなフォルムが魅力的である。

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