タイトル | 花乃精 |
作者 | 小畠廣志 |
設置場所 | 東京都武蔵野市 JR吉祥寺駅北口 |
製作年 | 1974 |
小畠廣志は1935年、武蔵野市生まれの彫刻家。最初は白セメントや鉄などを使った抽象彫刻、のちに木彫から、ブロンズの具象作品を製作するようになる。イタリア蝋型美術鋳造の技法も取り入れるようになる。蝋型鋳造は原型を蝋でつくり、鋳型ができた後に蝋を蒸発させる方法で、細密なディテールと滑らかな地肌が実現できる。
小畠が蝋型鋳造によるブロンズ製作を始めたのが1972年ごろなので、この「花乃精」も蝋型鋳造と思われる。まさに蝋そのものを思わせるテクスチャーと伸びやなフォルムが魅力的である。
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