タイトル | エヴァ(Eve) |
作者 | オーギュスト・ロダン (Auguste Rodin) |
🇫🇷フランス | |
設置場所 | 東京都台東区 国立西洋美術館 |
製作年 | 1907年(原型)、1945年(鋳造) |
ロダンのエヴァも、地獄の門の製作にあたり、アダムとともにその両脇を飾るために構想された。このエヴァが展示されている国立西洋美術館では、まさに、地獄の門の両脇にアダムとエヴァが配置され、ロダンの設計通りとなっている。
このエヴァの造形も、たいへん革新的なものだと思う。均整のとれたプロポーションではなく、肉体にリアリティがある。エヴァは両腕で上半身を覆い、内面の恥じらいを表現している。この作品は、製作途中でモデルが妊婦だということがわかり、頭と足だけ残して中断された。後に別のモデルで頭と足を造形し完成したという。
当時の美術界で異端とされたロダンだが、今でもその表現は新しさをもって問いかけてくる。
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