「奈良の大仏」国中連公麻呂、高市大国、高市真麻呂

2015.7 撮影
タイトル東大寺盧舎那仏像
作者752国中連公麻呂(大仏師)、高市大国/高市真麻呂(鋳造師)  
861斎部文山
1185陳和卿
1691山田道安
設置場所奈良県奈良市 東大寺
製作年752(開眼供養) 、861(修理落成供養)、1185(開眼法要)、1691(開眼法要)
備考国宝

国宝の奈良の大仏は正式には東大寺盧舎那仏像という。盧舎那仏とは光り輝く存在としての如来を意味する。聖武天皇の発願により752年に建造された。その後、855年に地震で首が落ちたほか、1180年と1567年には戦乱に巻き込まれて焼失。しかし、その度にしぶとく再建された。2度目の焼失の時は、秀吉が方広寺に奈良より大きな新しい大仏を建造したため、奈良の大仏は毀損したまま100年以上放置され、頭部は銅板で仮修復されたままだった。また、80年以上にわたって戸外におかれ雨ざらしだった。

今は、何ごとも諸行無常と悟りきったお顔ですましておられるが、何度も血腥い争いに巻き込まれ、権力者の駆け引きも目の当たりにし、さぞお辛かっただろうと思う。深い眼差しは国宝にふさわしい。

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