タイトル | 潮風公園島の日曜日の午後 |
作者 | 福田繁雄 |
設置場所 | 東京都江東区 水の広場公園 |
製作年 | 1995 |
福田繁雄は「日本のエッシャー」とも呼ばれた日本を代表するグラフィックデザイナー。トリックアートもお得意だ。私も大好きです。
しかしながら、この作品だけは言わせてもらいたい。この「潮風公園島の日曜日の午後」は、正面から見た時と真横から見た時で全く違う絵柄になるトリックアート。しかしながら、どんなに後ろに下がっても、スッキリと整った造形に見えない。それは、作品が横に大きいからで、遠近法が作用して、バラバラな形のまま整わない。ピアノの方にしてもピアノ弾きが2人に見えるし、横長の方はどんなに下がっても像を結ばず何の絵なのかよくわからない。テーブルの上に置けるくらい小さければ見やすいかもしれないが。
例えば、鑑賞者の見るポイントを設定して、そこから見ると遠近法的にキッチリ見えるような計算をしていただきたかったような。
とはいえ、一目で福田作品とわかる独特の存在感を湛えており、場の空気をスタイリッシュに包みこんでいる。軽やかかつ瀟洒な作品だと思う。
勝手に生意気なことを言ってすみません!!
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