「果実の中の木もれ日」橋本真之

2022.6 撮影
タイトル果実の中の木もれ日
作者橋本真之
設置場所さいたま市浦和区 北浦和公園
製作年1985〜

橋本真之は1947年埼玉県生まれの彫刻家。この作品は、橋本真之の彫刻作品の特徴をよく示している。滑らかで柔らかい丸みを持った質感、無脊椎の生き物か植物のような不定形に伸びていく律動、規則的に穿たれた均質な孔、赤錆色の地肌。

この作品は、1985年から製作が開始され、現在もなお製作が続けられているというユニークな作品。金属をハンマー叩いて伸ばしたり孔を空けたりする、鍛金という時間のかかる技法で製作されている。

1995年の第16回現代日本彫刻展では、橋本の「時の木もれ日」が宇部市野外彫刻美術館賞・埼玉県立近代美術館賞のダブル受賞を果たした。受賞作の「時の木もれ日」は宇部市に設置されている。受賞の翌年、埼玉県はこの「果実の中の木もれ日」を購入、設置した。

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