「ガルーダ」

2022.8 撮影
タイトルガルーダ
作者不明
設置場所東京都港区 バンコック銀行東京支店

ガルーダはインド神話の神鳥。インドのみならず、タイ、インドネシア、ミャンマーなどでも人気が高く、タイ、インドネシアでは国章に、モンゴルのウランバートルでも都市章に使われている。このバンコック銀行東京支店のガルーダは、タイ国家から使用を許された国章。国家が認めた企業には使用が許される。

ガルーダの神話はこうである。ヴィナターとカドゥルーの姉妹は、同時に聖仙カシュヤパの妻になった。カシュヤパは2人の願いを叶えると約束。姉のヴィナターは1000個の卵を産み、500年間温めて全ての卵がナーガ(蛇あるいは竜)として孵った。妹のカドゥルーは姉より優れた卵を望み、2個の卵を500年間温めた。しかし孵らなかったので焦って1つを割ってしまう。すると、まだ上半身しかできていない暁の神アルナがでてきた。アルナは母を怒り、呪いをかけて飛んで行ってしまう。この呪いにより、カドゥルーはナーガたちの奴隷になってしまう。さらに500年が過ぎ、ようやく残った卵が孵化してガルーダが誕生した。ここから、ガルーダはライバルと争い、不老不死のアマリタを手を入れ、母を奴隷の身分から救い出す活躍が始まる。

刺激的でワクワクする国章である。

ガルーダはタイ語でクルットと言うが、日本では一般的にガルーダが使われるのでこのサイトではガルーダと記載した。

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