「NUNO」五十嵐威暢

2022.10 撮影
タイトルNUNO
作者五十嵐威暢
設置場所東京都港区 麻布十番商店街
製作年1996
その他麻布十番ほほえみの像

五十嵐威暢の「NUNO」という作品。硬い石を使い、柔らかい布を表現している。襞の抑揚が心地よい。

下記はHPより作者のコメントを引用。

麻の布が作られていたという歴史を踏まえ、布の質感を表現しました。また、柔らかな曲面は古川の流れを象徴しています。 濃いグレーの御影石は歴史を永く刻むための選択ですが、同時に柔らかさを硬い石で表現すると言うアイロニカルな微笑みが含まれています。
モニュメント 雲と布 日本

この辺りの地名が麻布として定着したのは元禄期頃と言われており、元麻布あたりの農民が副業で麻の布を織っていたからという。また、十番の地名は、江戸時代の古川の改修にあたり、人足を供出した10番目の地域や、10番目の工区だったなど諸説ある。

麻布十番には各国の「ほほえみ」にちなんだ彫刻が並ぶ。五十嵐の作品の持つ石の柔らかさにも頬が緩む。

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