「鉄腕アトム」手塚治虫

東京都練馬区 西武鉄道大泉学園駅
タイトル鉄腕アトム
作者手塚治虫(原作)
設置場所東京都練馬区 西武鉄道大泉学園駅
製作年2015
初出1951 漫画「アトム大使」(「少年」連載)

鉄腕アトムは手塚治虫の初期の代表作。アトムは、1951年に「少年」誌に連載された漫画「アトム大使」の登場人物の一人として誕生。1952年に「鉄腕アトム」として同誌に連載開始されると大人気になる。手塚治虫は1928年生まれなので「アトム大使」は23歳の時の作品である。この「鉄腕アトム」が日本初のアニメーションシリーズとして1963年から1966年までフジテレビ系で放送された。製作は練馬区富士見台に所在する虫プロダクション。ここから日本のアニメーションの歴史は始まった。

アトムは人造人間のロボット少年。アトムを作った天馬博士は、交通事故で亡くなった息子・トビオに似せてアトムを作った。アトムは原子力で稼働し、人間の細かい感情を理解するこができる優秀なロボット。しかし、アトムは天馬博士に捨てられてしまう。人間とロボットは分かり合えるのかという、極めて今日的なテーマを、手塚はこの時期から投げかけている。

このブロンズは、足のロケットエンジンを駆動して大空に飛び立つところ、その自然な動きにアトムの優しさがこもっている。

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