「軍艦長門碑」阿川弘之(撰文)、新見政一(書)、田畑一作(創案彫刻)

2023.3 撮影
タイトル軍艦長門碑
作者阿川弘之(撰文)、新見政一(書)、田畑一作(創案彫刻)
設置場所神奈川県横須賀市 ヴェルニー公園
製作年1976

碑文は下の通り。

軍艦長門碑

ありし日の
連合艦隊旗艦長門の
姿を ここに留めて
昭和激動の時代を
偲ぶよすがとする

政一書

軍艦長門は1919年進水、1920年に竣工した巨大戦艦。大和型(大和、武蔵、信濃)が登場する前に、世界最大、最大口径の砲を持つ高速戦艦として、日本海軍の旗艦を務めていた。長門型には他に軍艦陸奥があった。太平洋戦争で、僚船の巨大軍艦の陸奥、武蔵、信濃、大和など帝国海軍の船舶は次々と撃沈され、終戦時に稼働可能だった戦艦は、この長門ただ1隻だけだった。長門は米軍に接収され、武装解除されたのちビキニ環礁で行われた原爆の投下実験の標的艦となり、1946年7月1日と7月25日の二度の原爆投下を受けて沈没した。

新見政一は1887年生まれの海軍軍人、戦史研究家。106歳まで長寿を保ち、海軍の歴史を伝えた。その新見の端正な書体。

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