「足利直義公 所領の地」

2022.8 撮影
タイトル足利直義公 所領の地
作者不明
設置場所神奈川県大和市役所

第169回直木賞受賞作「極楽征夷大将軍」を読んだ。著者は垣根涼介。やる気なし、使命感なし、執着なしだが不思議な人間味があるダメ将軍の兄・足利尊氏と、誠実で生真面目な弟・足利直義は、強い兄弟愛に結ばれながらも、その間に摩擦と軋轢が生まれてくる。その様子がスリリングに描かれていた。

説明板にはこうある。

この地は南北朝時代から室町時代まで「相模国絃間郷」(現在の鶴間)と呼ばれ、古い資料によると後醍醐天皇の政治のもとで鎌倉幕府滅亡の思賞として足利尊氏の弟の足利直義(ただよし)に与えられた「領地」と記されています。
足利直義は、室町幕府の初代将軍足利尊氏の同母弟で世に「副将軍」と称されていました。(後略)

直義は波乱の人生を歩んだので、領地でゆっくり過ごすこともままならなかっただろう。大和のカフェで直義の人生を偲びながら「極楽征夷大将軍」を読んだりするのも一興かもしれない。

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