タイトル | 芝浜の記憶 - 舟 |
作者 | 不明 |
設置場所 | 東京都港区 本芝公園 |
製作年 | 1992 |
モニュメントの傍の案内板から。
芝浜の記憶一舟
今は昔、この一帯は芝浜と呼ばれていた。
特にこの本芝公園の地は、「雑魚場」と呼ばれ、湾内の魚が水揚げされた所であった。
この芝浜の記憶を後世に残すため、昔のかい ウナギかま・モリ先などの漁撈具を彫りこんだ舟の彫刻をつくり設置したものである。
平成4年(1992年)10月 港区
いろいろな道具が掘り込んであり面白いが、この角度の正面に見えているのがウナギ鎌。泥を掻いてウナギを掛け捕る道具。その下はモリ先である。
お隣の品川で1843年(天保14年)に獲れた魚介のリストがある。鯒(こち)、鮃(ひらめ)、芝海老、沙魚(ざこ)、白魚、あいなめ、烏賊、うつぼ、石もち、小鯛、黒たゐ(鯛)、鰡(ぼら)、さより、鰈(かれい)、ほうぼう、あかえい、鰆(さわら)、赤貝、蛤などが獲れた。ヒラメやカレイにはモリを使ったことらだろう。
豊かな海の恵みを伝えるノスタルジックなモニュメント。
涸沼の伝統 漁具 | ラムサール条約登録湿地 涸沼
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