「獅子頭共用栓とブラフ溝」

2022.7 撮影
タイトル獅子頭共用栓とブラフ溝
作者不明
設置場所横浜市中区 横浜開港資料館
製作年1885〜1887(設置)

明治に入り、横浜は急激な人口増加ともともとの水の悪さにより水不足を呈していた。神奈川県は英国人技師ヘンリー・スペンサー・パーマーを顧問に迎え1885年に水道の建設に着手、1887年に日本初の近代水道を整備することに成功する。このイギリス製獅子頭共用栓とブラフ溝はその時に設置されたもの。

はじめは市の中心部のみで、街頭に設置した十数軒が共用する獅子頭共用栓を用いて配水された。開通時の共用栓の数は143基で、他に消火栓629基を市内に設置した。最盛期には600基の共用栓が横浜市内各所に設置されていたという。

この開港資料館では当時さながらの水道栓を見ることができる。外国人たちが闊歩し、新しいものが次々に生まれたあの時代を肌で感じることができる。

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