「渡し船(仮)」「笹舟(仮)」

タイトル不明
作者不明
設置場所東京都大田区六郷橋欄干/川崎市川崎区六郷橋欄干
製作年1984

多摩川は、東京と神奈川を調布あたりまでスパッと分ける川で、この大河を渡らないと北と南は行き来できない。特に,この六郷付近は東海道が多摩川と交差する地点。徳川家康は、1600年に六郷に橋をかけ、その後も掛け直したり整備したりして維持していたが、1688年の大洪水により流されたことで幕府は再建を断念。以後,明治に入るまで渡船による往来となった。大田区側のモニュメントは、この渡船の意匠であろう。

明治7(1874)年に篤志家・鈴木佐内による左内橋、明治16(1883)には六郷橋が架橋されるも流失。ようやく近代的なコンクリートの六郷橋ができたのは大正14(1925)年のことだった。その旧橋の親柱も現在の橋のたもとに残されている。

旧六郷橋親柱 東京都大田区宮本台緑地 
1925架橋 2022.5 撮影

川崎側の笹舟の由来はわからない。

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