タイトル | 淀屋の碑 |
作者 | 辻志郎(原画) |
設置場所 | 大阪市中央区 淀屋橋畔 |
製作年 | 1987 |
淀屋は江戸時代前期の大阪最大の豪商。はじめ土木工事で秀吉に注目され、後に材木の取引、青果、そして日本中の米の流通を支配する米問屋として巨万の富を手にした。最盛期には、20億両(現在の約200兆円)もの資産があったという。中之島の開発も淀屋が手がけた。このレリーフは、権勢を揮っていたころの米の積み込みの様子。レリーフの上手の座敷にすわっているのが淀屋当主だろうか。
淀屋はあまりに力をつけたので幕府当局に睨まれ、闕所という処分が下された。いわゆる財産没収である。
この地のありし日の喧騒を思うと、江戸時代にタイムスリップしたようで、ついつい歩速が高まってくる。
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