
タイトル | 江戸風時計塔 |
作者 | 不明 |
設置場所 | 東京都江東区 清澄公園 |
製作年 | 1988 |
清澄公園は、もともとは関宿藩久世家の下屋敷があったところ。維新後、持ち主は何度か入れ替わるが、1878年に、三菱財閥の岩崎弥太郎が手に入れ、清澄庭園として美しく整備した。
1923年の関東大震災で、庭園の主な施設は壊滅状態となる。一方で、庭園では被災者の避難所としても機能した。1924年に、比較的に被害が少なかった庭園の東半分が東京市に寄付され、庭園として整備された。被害の大きかった西半分は盛土され資材置き場などに利用されていたが、緑地化を目指し都が用地買収し、1977年に公園として完成した。この写真の時計塔は、新たに完成した西部分に建っている。江戸時代の火の見櫓をモチーフにした柱時計。震災と浅からぬ縁があるこの公園に相応しく、江戸の息災を力強く見守っている。
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