
タイトル | 東京府立第四中学校 発祥の地 |
作者 | 不明 |
設置場所 | 東京都千代田区 東京区政会館 |
発祥年 | 1901〜 |
備考 | 現東京都立戸山高等学校 |
1888年に、この地に「私立補充中学校」が設立された。当時、帝国大学に進学することができるのは、全国にたった5校しかない尋常中学校(東京第一、仙台第二、京都第三、金沢第四、熊本第五)を経るしかなく、東京には1校しかなかった。東京第一中学校には受験生があふれ、その現状を何とかするべく、補欠者を集めて学校にしたのがこの補充中学校。東京第一中学校に欠員がでたら、補充中学校から補充された、東京府学務課長・元田直、東京府尋常中学校長・丸山淑人、今泉貞助教諭、皇典講究所幹事・松野勇雄らが中心となり、皇典講究所の敷地内に置かれた。1888年度は12名、1889年度は78名、1890年度は63名が東京府尋常中学へ転学することができたという。これが、誠の仁徳というものではないだろうか。
1891年の中学校令の一部改正により、尋常中学校の複数設立が可能になったため、補充は中止となり、私立補充中学校は私立共立中学校と名前を変えて存続した。しかし、それは私立中学校から帝国大学への進学が断たれることでもあった。優遇措置もなくなると、1890年にこの学校は府立第四中学校として歩み始める。
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