
タイトル | 東京大学教養学部1号館 |
作者 | 内田祥三/清水幸重 |
設置場所 | 東京都目黒区 東京大学駒場Ⅰキャンパス |
製作年 | 1933 |
備考 | 重要文化財 |
駒場にある東京大学の1号館。駒場キャンパスは、主に教養学部の1、2年生が中心に通う。
1870年(明治3年)に、この駒場の地に農学校が開校する。1886年には東京農林学校となり、1890年に帝国大学に編入される。1933年、第一高等学校との敷地交換で、農学部は文京区本郷に移り、ここ目黒区駒場に第一高等学校が移転してきた。その時に、内田祥三らの設計によりこの1号館も建築された。戦後の1949年に、駒場地区に新制東京大学の教養学部が設立され、翌1950年3月に第一高等学校は廃止になった。
この駒場の1号館も、内田が設計した本郷の安田講堂と同じゴシック様式をもつ。ゴシック建築は、12世紀から15世紀にヨーロッパで広がったスタイルで、巨大で、壁は厚くなく、ステンドグラスや尖塔を取り入れた建築。リヴ・ボールドというクロスした梁などを使い、強度を保ちながら壮大な建築物をつくることができる。帝国の誇りを喚起する壮大な建築物。
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