
タイトル | 東京カテドラル聖マリア教会 |
作者 | 丹下健三 |
設置場所 | 東京都文京区 東京カテドラル聖マリア教会 |
製作年 | 1968 |
関口教会は、1900年に小教区として正式に設立された。1918年に大司教館が移転してきて、1920年に、築地教会から引き継ぎ東京の司教座聖堂(カテドラル)となる。戦火で教会の建物は壊滅的な被害を受けるが、1964年に、丹下健三の設計による壮麗な東京カテドラル聖マリア大聖堂が建てられた。
丹下のコンセプトは、8面のそそり立つHPシェル(双曲放物面を利用した一体構造)が互いに支え合う構造。全面スチールの外観で、内部には柱がない。外部の構造で支える仕組みとなっている。スチールとスチールの間にはガラス面が設計してあり、上空から見ると十字架に見える。天に向かって祈りを捧げているような構造。Google mapから引用させていただく。

写真の右に写っているのは、高さ61.68mの威厳ある鐘塔。ドイツから輸入された4つの鐘が吊られている。
カテドラル内は撮影禁止だが、中を見学させていただくと、神の恵みが差し込む聖なる洞窟のようで、この上なく厳かな気持ちになる。丹下健三の渾身の力が込められた世界に誇る代表作。丹下は、この教会の設計が決まった時期に、カトリックに入信している。2005年に91歳で逝去。東京カテドラル聖マリア大聖堂で盛大なミサが執り行われた。丹下の亡骸は聖堂の地下に静かに眠っている。
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