「有栖川宮熾仁親王騎馬像」大熊氏廣

2022.5 撮影
タイトル有栖川宮熾仁親王騎馬像
作者大熊氏廣
設置場所東京都港区 有栖川宮記念公園
製作年1903(建立)、1962(移設)

有栖川宮熾仁親王は、幕末から明治にかけて活躍した皇族・軍人。皇女・和宮の許嫁だったが、公武合体により和宮が徳川家茂に降嫁したため結ばれることはなかった。

戊辰戦争では東征大将軍として江戸幕府を倒し、西南戦争では鹿児島県逆徒征討総督として西郷隆盛を破った。維新後も、日清戦争の参謀総長となったが広島駐屯地で腸チフスに感染し薨去した。

大熊氏廣は日本初の西洋式銅像である大村益次郎像を作ったことで知られる人物。西洋式彫刻の黎明期に活躍した。100年以上の時を超えて、こうして見ることができるというだけで、心が踊る。この像は、最初は大日本帝国陸軍参謀本部に建てられたが、1962年に、かつて有栖川邸があったこの地に移設された。有栖川家は子孫がなく、現在では断絶してしまっている。

パブリックアート散歩 - Google マイマップ
ブログ用地図

コメント

タイトルとURLをコピーしました