「明治学院発祥の地」(1877〜)

2023.3 撮影
タイトル明治学院発祥の地
作者不明
設置場所東京都中央区 旧居留地付近
製作年1987
発祥年1877〜

碑文は次の通り。

明治学院発祥の地

明治学院は1877年(明治10年)ここ旧築地17番地に開設された東京一致神学校を基にする これを記念しこの碑を建てる

明治学院大学も、開国後に築地居留地に現れた多くのキリスト教系の学校の一つで、アメリカの長老派が開いた語学学校。明治学院初代総理はヘボン式ローマ字で知られる医師・宣教師・語学学者のジェームス・カーティス・ヘボン。

ヘボンは1815年にアメリカ・ペンシルベニア州で生まれる。プリンストン大学卒業後にペンシルベニア大学で医学を修め、医院を開業する。1859年にアメリカ長老派教会の宣教師として、妻クララと来日。神奈川宿に神奈川施療所を開設し、診療を始める。1862年に発生した生麦事件では、怪我人の治療に当たった。

1863年に横浜居留地に男女共学のヘボン塾を開設。1867年には日本初の和英辞典「和英語林集成」を出版する。ヘボン式ローマ字はヘボンが体系化した。1880年には新約聖書の和訳を完成する。おそるべき才能とバイタリティだ。1887年に、いよいよ明治学院が築地に開校ということになり、初代総理を務める。1892年に、妻の病気を理由にアメリカに帰国。

なお、Hepburnの綴りは日本語にするときヘボンとも読むが、ヘップバーンと読むこともある。オードリー・ヘボン、またはヘップバーン式ローマ字だと、かなり印象が変わる感じがする。

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