


タイトル | 旧横浜船渠株式会社第二号船渠 |
作者 | 恒川柳作(設計) |
設置場所 | 横浜市西区 みなとみらいドックヤードガーデン |
製作年 | 1896 |
備考 | 重要文化財 |
横浜船渠株式会社第二号船渠は、1896年に完成した石造りのドライドック。明治に入り、外国と対抗するために日本各地に造船用のドックが続々と作られた。1871年の小栗忠順が指揮した横須賀製鉄所第1号船渠を皮切りに1874年の長崎造船所1号船渠、大阪鉄工所、呉海軍工廠、佐世保海軍工廠などが次々とドックを建造した。
1896年に完成したこの横浜船渠株式会社第2号船渠は、東日本初の商船用のドライドック。船舶の修理用ドックとして使われた。横浜の近代化に力を発揮した英国人技師・パーマーの献策により計画された。実際の設計に当たったのは横須賀のドックを設計したヴェルニーの薫陶を受けた海軍技師の恒川柳作。明治の石造りの緻密で堅牢な構造は、肚の底に響くような美しさがある。総延長約128m、上幅約19m、渠内深さ約9m。1997年に国の重要文化財に指定された。様々なイベントにも使われ、市民に親しまれている。
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