タイトル | 不明 |
作者 | 不明 |
設置場所 | 千葉市美浜区 幕張海浜公園 |
刀のように鋭い造形。この日は日差しが強く、くっきりと時間を指し示している。スペースも広くとってあり、美しく大らかな日時計だ。
日時計は、北半球と南半球では構造が全くちがう。日時計の針や棒などの影は、北半球では時計回りに、南半球では反時計回りに動く。これは、北半球では太陽が東から上り南天を通って西に沈むが、南半球では東から上り北天を通って西に沈むからである。北半球では、例えば東京に棒が立ってたとして、朝は東から太陽が出るので西の大阪方向に影が出て、太陽が南へ回ると埼玉の方に影が出て、夕方は太陽が西なので千葉・太平洋方向に影がでる。大阪から埼玉、千葉は時計周りだ。一方、南半球のオーストラリアでは、朝太陽が東なので西のインド洋の方に陰がでて、太陽が北に回ると影は南極方向を差し、夕方は太平洋を指す。反時計回りだ。赤道を挟む南北回帰線の内側は、季節によって太陽が北天を回ったり南天を回ったりするので構造がかなり複雑となる。時計の針が時計回りなのも、北半球の日時計の動きに合わせたからだと言われている。
アナログ時計を使うとおよその方角がわかる。太陽の方角に合わせた時針(短針)と12時の真ん中が北の方角となる。。但し、南半球だと逆なのでご注意。
文明が南半球から先に進んでいたら、アナログ時計は逆に回転していたかもしれない。
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