「房総の三歌人碑 吉植庄亮」

2023.4 撮影
タイトル房総の三歌人碑 吉植庄亮
作者吉植庄亮(歌)
設置場所千葉大学中央区 亥鼻公園

吉植庄亮は1884年に千葉県印旛郡の農家に生まれた歌人。波乱に富んだ生涯だった。吉植の父は、度重なる洪水に悩まされたため、農民47戸と北海道に移住、吉植自身は東京大学法学部に入学。1921年に父が経営する中央新聞に文芸部長として入社。後に政治部に移り記者となる。

歌人としては、1921年に第一歌集「寂光」を発表。1922年に歌誌「橄欖」を創刊、主催した。

1924年に新聞社を辞して印旛沼に戻り、開墾生活を送る。10年ほどで60町歩ほどを開墾した。

1936年に千葉2区から衆議院議員選挙に立候補して当選。立憲政友会の代議士となる。戦後は農地開放により農地が大幅に縮小され、1948年には戦争協力者として公職追放となる。1958年に第11歌集「霜ぶすま」を発表。同年12月に食道癌のため逝去。

よる波のそのまま凍り
 はてにける渚はながし
印旛大沼 吉植庄亮

印旛沼の情景が心に浮かぶ。

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