「房総の三歌人碑 伊藤左千夫」

2023.4 撮影
タイトル房総の三歌人碑 伊藤左千夫
作者伊藤左千夫(歌)
設置場所千葉大学中央区 亥鼻公園

伊藤左千夫は1864年、現在の千葉県山武市生まれの歌人・小説家。農家出身。1881年に明治法律学校に入学するも、眼病のため同年12月に中退。その後、豊功舎という牧場で搾乳に従事。数年で独立し、26歳の時に今の錦糸町駅前に牛舎を建て、牛乳販売を軌道に乗せる。

1898年に3歳年下の正岡子規の「歌よみに与ふる書」に感化され、1900年子規を訪ね門下に入る。1902年に子規が没すると、根岸短歌会を引き継ぎ、「馬酔木」、「馬酔木」を改題した「アララギ」の刊行を続けた。「アララギ」からは、齋藤茂吉、古泉千樫、土屋文明、長塚節、島木赤彦、釈迢空、平福百穂らが輩出した。1906年には小説「野菊の墓」を発表した。

山武市は九十九里浜の真ん中の町。九十九里の果てしない情景が目に浮かぶ。

砂原と空と寄合ふ
 九十九里の磯行く人ら
蟻のごとしも 伊藤左千夫

1913年に48歳の若さで、脳溢血により急逝した。

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