「戦没馬慰霊」伊藤國男

2022.6 撮影
タイトル戦没馬慰霊
作者伊藤國男
設置場所東京都千代田区 靖国神社遊就館
製作年1958

伊藤國男は、1890年岩手県生まれの彫刻家で、馬の作品ばかりを残した。馬専門の彫刻家と言える。この作品は、静かなたたずまいの中きりっとした立ち姿の馬を活写している。

太平洋戦争は、軍用馬が大規模に使われた最後の戦争と言われる。多くの馬が戦場で斃れた。日中戦から太平洋戦争までに登用された馬は50万頭とも70万頭ともいわれ、終戦後に中国から戻れなかった馬は12万頭と言われる。

ちなみに、1869年にここ九段の地に靖国神社の前身となる招魂社が創建された時、同時に招魂社競馬場が作られた。そして、翌1870年に、日本人による初の西洋式の競馬が開催された。主催は陸軍だったという。

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