
タイトル | 戦没馬慰霊 |
作者 | 伊藤國男 |
設置場所 | 東京都千代田区 靖国神社遊就館 |
製作年 | 1958 |
伊藤國男は、1890年岩手県生まれの彫刻家で、馬の作品ばかりを残した。馬専門の彫刻家と言える。この作品は、静かなたたずまいの中きりっとした立ち姿の馬を活写している。
太平洋戦争は、軍用馬が大規模に使われた最後の戦争と言われる。多くの馬が戦場で斃れた。日中戦から太平洋戦争までに登用された馬は50万頭とも70万頭ともいわれ、終戦後に中国から戻れなかった馬は12万頭と言われる。
ちなみに、1869年にここ九段の地に靖国神社の前身となる招魂社が創建された時、同時に招魂社競馬場が作られた。そして、翌1870年に、日本人による初の西洋式の競馬が開催された。主催は陸軍だったという。
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