釈迦如来像(忠魂碑)

2022.11 撮影
タイトル釈迦如来像(忠魂碑)
作者不明
設置場所香川県高松市 龍松山法泉寺
製作年1907

この釈迦如来は、日清・日露戦争の戦死者の英霊を供養し顕彰するための忠魂碑。

日露戦争で、香川県に置かれていた第11師団(善通寺)は、第1師団(東京)、第9師団(金沢)、第7師団(旭川)、後続歩兵の2旅団らとともに第3軍に編成され、旅順攻略の大任を担った。第3軍司令官は乃木希典大将。難攻不落のロシアの要塞に対し、1904年8月の第一次総攻撃、9月から10月の第二次総攻撃、そして11月から12月の第三次総攻撃により遂に203高地を攻略、旅順を陥落させた。肉弾戦による兵力の消耗は激しく、旅順要塞攻略戦で日本軍の投入兵力は延べ13万名、戦死者は約15,400名、戦傷者は約44,000名に達したという。

この忠魂碑は地上から17mの高さがあり、当時低層建築が多かった高松では、市街のどこからでもこのお釈迦様が見えたという。第11師団は香川県の善通寺に置かれたが、徴兵区は四国4県にわたる。このお釈迦様の祈りが四国全土を照らしているようで、平和の尊さをかみしめる。

下記のページを参考にさせていただいた。

【法泉寺】高松の街を見守る法泉寺のおしゃかさま - 四国遍路情報サイト「四国遍路」
高松市中心街、周囲を高層建造物に囲まれた中に美しい釈迦如来像が立っている「法泉寺」があります。旧来からの城下町であるこの場所には様々な歴史が秘められています。
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