
タイトル | 幻の分水嶺 |
作者 | 菊地伸治 |
設置場所 | 東京都目黒区 長泉院附属現代彫刻美術館 |
製作年 | 1986 |
素材 | 花崗岩 |
額縁のように風景の窓が開けていて、その額縁の底には地平の輪郭が刻まれている。分水嶺とは水系を分ける嶺のことで、例えば山の尾根の東側と西側は別の川となり、流れ下ってそれぞれの地勢を築く。山脈のようなところだけでなく、下流や街中でも降った雨がどちらの川に流れ込むか意外に多くの分水嶺はあるようだ。人生にもまた多くの分水嶺が立ち現われる。西へ流れるか東かで、流れる水路が変わる。この作品は、誰もが経験する一コマを切り取り、岐路との向き合いを表現したものではないか。
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