
タイトル | 小栗上野介忠順 |
作者 | 内藤春治 |
設置場所 | 神奈川県横須賀市 ヴェルニー公園 |
製作年 | 1922(製作)、1952(改鋳) |
小栗忠順は、幕末の幕府きっての切れ者だった。横須賀開港とも深く関わりがある。
小栗上野介忠順(1827~1868)
日本初の米使節をつとめ、外国奉行や勘定奉行など徳川幕府末期の要職を歴任し、フランスの支援のもと横須賀製鉄所(造船所)建設を推進した。軍政の改革、フランス語学校の設立など日本の近代化に大きく貢献したが、大政奉還後に徹底抗戦を主張したため役職を解かれ、領地の上野国権田村(群馬県倉渕村)で官軍により斬首された。
オリジナルは朝倉文夫版であり、それは戦時中の金属供出で失われた。横須賀市ではコンクリート製の同像を市役所に設置していた。1952に内藤春治の手により改鋳された。それまで設置されていたコンクリート像は小栗の墓所のある群馬県高崎市の東善寺に移設された。
横須賀自然人文博物の前庭には、朝倉文夫作オリジナルの小栗の胸像があり、そちらと比べてみるのも面白い。改鋳されたこの内藤作品の方がキリっと凛々しく、朝倉文夫オリジナルは人間味が感じられるように思う。下記の記事を参考にさせていただいた。
神奈川県編 その1 – 銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記
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