「坑夫と織女」小倉右一郎

2022.4 撮影
タイトル坑夫と織女
作者小倉右一郎
設置場所東京都千代田区 日本工業倶楽部会館
製作年1920

日本工業倶楽部は、実業家たちが互いに懇親し、産業を振興させていくことをめざして作られた。1920年に完成したその会館は、大正ロマン溢れる倶楽部建築の粋である。横河工務店が施工、松井貫太郎が設計した。建物は年月を経て老朽化が進んだが、歴史的建造物の保護の観点から、旧来の建築の一部をそのまま残しながら大規模な改築が行われ、2003年に竣工した。

ファサードの彫刻は小倉右一郎の手による。人物は坑夫と織女とされ、当時の工業の中心が鉱業や紡績だったことがわかる。日本の産業の黎明期の息遣いが伝わってくるようだ。

パブリックアート散歩 - Google マイマップ
ブログ用地図

コメント

タイトルとURLをコピーしました