「嗚呼玉杯之碑」

2023.3 撮影
タイトル嗚呼玉杯之碑
作者不明
設置場所東京都目黒区 東京大学駒場Ⅰキャンパス
製作年1958

この碑は、東京大学の寮歌を刻んだもの。当時の、意気軒昂な学生気質が感じられる。

嗚呼玉杯に花うけて 綠酒に月の影やどし
治安の夢に耽りたる 榮華乃巷低く見て
向ヶ岡に聳り立つ 五寮の健児意気高し
芙蓉の雪の精をとり 芳野の花の華を奪ひ
清き心の益良夫が 剣と筆とを執り持ちて
一度起たば何事か 人世の偉業成らざらん
濁れる海に漂へる 我國民を救はむと
逆巻く浪をかき分けて 自治の大船勇ましく
尚武の風を帆に孕み 船出せしより十二年
花咲き花はうつろひて 露おき露の干るがごと
星霜移り人は去り 梶とる舟師は變るとも
我のる船は常へに 理想の自治に進むなり
行途を拒む者あらば 斬りて捨つるに何かある
破邪の剣を抜き持ちて 舳に立ちて我よべば
魑魅魍魎も影ひそめ 金波銀波の海静か

矢野勘治
パブリックアート散歩 - Google マイマップ
ブログ用地図

コメント

タイトルとURLをコピーしました