「伝統のものづくり」

2022.6 撮影
タイトル伝統のものづくり
作者不明
設置場所埼玉県川口市 JR川口駅東口公共広場
製作年2013

川口は鋳物の町。この作品は、鋳物を作成する時に使うキューポラをモチーフにしたモニュメント。

鋳物とは、型に溶けた金属を流し込んで整形する技法で、岩手の南部鉄瓶なども有名。岩手県南部や富山県高岡などに比べると歴史は新しいが、川口では江戸時代から鋳物の生産が盛んになり、明治以降、近代に入ると日本を代表する鋳物の産地となった。映画「キューポラのある町で」でも有名。

川口で鋳物産業が盛んになった背景は、鋳型用の良質の砂や粘土が採れたこと、江戸に近く流通に便利だったことなどがあげられる。他の産地では農具が多かったが、川口では食器など日用品や仏像などが多かったという。戦争の時代に入ると、軍事関係の需要が高まった。

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