タイトル | 二尊仏(観音菩薩 、勢至菩薩) |
作者 | 太田久衛門正儀 |
設置場所 | 東京都台東区 金龍山浅草寺 |
製作年 | 1687 |
備考 | 高瀬善兵衛(願主) |
堂守のない「濡れ仏」。江戸時代初期を代表する青銅製の坐像。願主の高瀬善兵衛は上野国の人で、かつて奉公した日本橋伊勢町の米問屋の主人・成井善三郎への謝恩とその菩提を弔うために観音菩薩を、その子・次郎助の繁栄を祈念して勢至菩薩を建立した。
高瀬善兵衛は、明暦年間に江戸で米問屋を創業して大成功する。富豪となり、「利根川の水は尽きるとも高瀬の金は尽きまじ」と評された。
高瀬善兵衛は神仏への信仰を大切にした人物だったという。にしても、恩義を受けた旧主のために、350年経っても威光を失わない立派な像を建立したとは、どんなストーリーがあったのだろう。2尊とも、とても優しいお顔をしている。
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