
タイトル | ベンチ「会話」 |
作者 | ニキ・ド・サンファル(Niki de Saint Phalle) |
🇫🇷フランス | |
設置場所 | 東京都立川市 ファーレ立川 |
製作年 | 1994設置 |
ニキ・ド・サンファルは1930年に裕福なフランス人家庭に生まれるが、世界大恐慌の株暴落の影響で没落。父にも母にも愛人がおり、家庭では「秘密と偽善がゲームの規則」だったという。11歳の時に父からの性的虐待があった。17歳から演劇を学んだニキは、エージェントに声をかけられモデルとして活動するようになる。また、幼馴染で同い年のハリーと、駆け落ち同然に家を出て、アメリカにわたる。
1952年に、ニキとハリーはマッカーシズムを嫌いパリに移住。すると、1953年にニキは重い鬱状態から精神病院に入院し、統合失調症と診断される。辛い電気ショック治療も受けた。そんななか、ニキはアート・セラピーに出会う。油絵を描くことで、初めて自分自身を解放できたという。ニキは、ハリーとの間に子どももできるが、後に別居して創作に打ち込む。ニキの造形は社会に受け入れられ、世界中にニキのファンができた。
この作品は、ニキならではの鮮やかなな原色を大胆に使った柔らかい作品。アートによって魂を解放しようとしたニキは、いつもこのベンチの隣にいる。
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