
タイトル | ブレアラビット |
作者 | ジョーエル・チャンドラー・ハリス(原作) 🇺🇸アメリカ |
作者 | ウォルト・ディズニー/ロイ・O・ディズニー(映画製作) 🇺🇸アメリカ |
設置場所 | 千葉県浦安市 東京ディズニーランドペデストリアンデッキ |
初出 | 1881 物語集「リーマスおじさん」、1946映画「南部の唄」 |
映画「南部の唄」は、今なお物議をかもしている作品だ。
白人の少年・ジョニーとその家族は、南部の農場に、アトランタから引越してくる。ジョニーの父は仕事の都合でアトランタに戻り、ジョニーは農場の暮らしに馴染めずにいた。そんなジョニーを慰め、支えになったのは、農場の下働きをしていた黒人のリーマスおじさんだった。リーマスおじさんは、黒人の間の口頭伝承に基づいたブレア・ラビットの物語などを話して聞かせ、ジョニーを勇気づけた。映画は、ジョニーとリーマスおじさんの交わる現実部分を実写で、ブレア・ラビットなどが登場する物語部分をアニメーションで描いた。
この映画が公開された時、全米黒人地位向上協会から次のような抗議が寄せられた。
全米黒人地位向上協会は、『南部の唄』での音楽、生きた俳優と漫画を組み合わせる技法における顕著な芸術的功績は認めています。しかし、内容が(アメリカ)北部と(アメリカ)南部両方の観客を怒らせないように努めたことで、この作品は危険なほど美化された奴隷制のイメージを永続させるのに役立つこととなり残念に思います。美しいリーマスじいやの民話を利用し、残念ながら『南部の唄』は事実の歪曲である(奴隷との関係が)牧歌的な主従関係であった印象を後世に与えてしまいます。
— ウォルター・フランシス・ホワイト
Wikipediaより引用
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/南部の唄
当時は、劇場を囲んだ抗議行動も行われた。アメリカでは、1986年に、公開40周年を記念して劇場で上映されたのちは一度も公開されていない。ディズニーPlusでもラインナップされておらず、いま、この映画を見るのは極めて困難な状況になっている。
この彫刻ストリートにブレアラビットのブロンズがあること自体、ディズニーの、物語に対する揺るぎない矜持を感じる。
東京ディズニーランドのスプラッシュマウンテンは、この「南部の唄」をモチーフにしたアトラクションとのことだ。
パブリックアート散歩 - Google マイマップ
ブログ用地図
コメント