「ハゲさん」太田多多

2022.11 撮影
タイトルハゲさん
作者太田多多
設置場所香川県高松市立中央公園
製作年2006

「ハゲさん」は、この地に伝わる昔話のキャラクター。この高松中央公園に、かつて浄願寺という寺があった。説明板は下記の通り。

ハゲさん

その昔、この辺りは、浄願寺の広大な境内で大木の茂った森があった。この寺は殺生が禁じられていたので狸の住むにはあつらいむきの場所であった。昔この森の中に一匹の狸が住みついていた。ある年の暮近く貧しい老夫婦の生活を救うため、茶釜に化けたまま売られて行った。
茶釜は毎日磨かれるので狸の頭はつるつるに禿げてしまい痛い痛いと泣いていた。住職は、かわいそうに思って鏡餅を三つ与えたところ泣きやんだ。それから「今泣いたのだあれ….お鏡三つでだまあった」と子供をなだめる歌となった。

平成5年8月28日
高松市四番丁校区
地域おこし事業推進委員

作者は太田多多。奥様の明甫とアキホタタのユニット名義でも彫刻作品を発表している。アキホタタの工房は高松市牟礼町。牟礼は世界に誇る名石=庵治石の産地である。このタヌキは、人の良さがにじみでていてかわいい。

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