
タイトル | ゆりかもめ四態 稚子候門 |
作者 | 志津雅美/三上浩 |
設置場所 | 東京都品川区 しながわ区民公園ゆりかもめ橋親柱 |
製作年 | 1987 |
陶淵明の「帰去来辞」の4句目。「稚子候門」は、子どもたちが門の前で出迎えてくれるの意。
帰去来辞
孤雲出岫
風飄々而吹衣
飛鳥知還
稚子候門
右下に句が彫られている。彫刻は右の岩の上に親鳥が、左の杭の上に子鳥が待つ微笑ましい情景。ほのぼのとした気持ちにさせてくれる。但し、ユリカモメは夏に繁殖するので、越冬の地である日本で雛を見ることはできない。
陶淵明は魏晋南北朝時代の田園詩人。365年生まれ。下級官吏の子として生まれ、自らも下級官吏の職を転々とした後、故郷の湖南で隠遁生活を送る。隠遁してから、田園の風物を素朴な詩として形にした。
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